インポスター症候群は自分の能力を必要以上に過小評価してしまう心の状態ですが、看護師さんにもこの症状に苦しんでいる人が多いと指摘されています。
何をやってもダメだと感じたり、目立つのを避けようとするなど、ネガティブな心理状態が続いていたら要注意です。
もし、インポスター症候群に悩まされているなら、次の対処法を試してみてください。
まず、完璧を目指すのはやめましょう。
インポスター症候群に苦しむ人の多くが、完璧を求める傾向があるといわれています。
仕事には失敗がつきものです。
誰もが失敗を経験しながら、成長していきます。
それなのに失敗を避けようとすると、大きなプレッシャーになります。
もちろん医療ミスには十分に気をつける必要がありますが、事務仕事など命の危険に関わらない業務では100%の成果を求めないことです。
次に、自分のがんばりを認めるクセをつけましょう。
これまでの看護師生活を振り返り、達成した成果を客観的に評価することが大切です。
看護資格を取得するための努力、看護師としてどれだけ人の役に立ち、重要な役割を果たしてきたかを再確認しましょう。
同時に、日々の生活の中で、ささいなことでも何かを達成したら自分を褒めるクセをつけましょう。
また、友人など信頼のできる人に相談することも大切です。
人に話すことで客観的に事態を把握できますし、誰かと感情を共有するだけでも心が軽くなるからです。
もし、これらの対処法を続けても心の苦しさから逃れることができない場合は、専門家のカウンセリングを受けることをおすすめします。
自分で取り組める対処法については<もしかして、あなたもインポスター症候群?>にもいくつか掲載されていたので、悩んでいる人は参考にしてください。